個性と病気の狭間
ちょっとヘヴィな話になるが、世界中にいろんな障害をもって
産まれてくる人たちがいる。
もちろん本人たちが望んでそうなったわけではない。
OK、なら治してしまおう。
科学者ってのは意外と物事を単純化して考えるのが好きだ。
あまりに複雑な事象は考えるのが嫌なのだ。
考えたってわかんないし。
人間の脳で、カオスやフラクタルがそんな簡単に理解できるのか
どうかってのはなかなか難しいんじゃないか?
エネルギーの流れを見ないといけないからなあ。
カオスとかって実は魔法研究みたいなものか?
かなり横道にそれた。
障害は全て治してしまえという暴論の話だったな。
暴論?何故暴論か。
たとえば手が無い、足が無いってのはそりゃ有った方がいいだろ。
好きなときに頭一つかけないんだから不便は不便だ。
乙武洋匡氏の「五体不満足」じゃないが障害は不幸ではないかも
知れないが、不便だよな。大概。
精神関連でも統合失調症とかなんか、ならないに越したことは無いわけだ。
まあ、このあたり治すというのはよくわかる。
そのためには医者頑張れと。
しかし、たとえば他の生物にも存在するのだが、同性に性欲を感じる
っていうことがある。ゲイとかレズとか人間の場合呼ばれるが。
生物の場合、異常の一言で片付けられる。
人間の場合も性的異常嗜好は脳に原因がある場合もある。
OK、なら治してしま…ってちょっと待て。
誰が見ても不便、て言うわけでもない。
そんなに迷惑て訳でもない。
要するに自分と違うからキモい、だから治すってのはどうかと思う。
それを本人が嫌がってるんだったら治せばいい。
そうでないならそれは本人の自由だ。
そう、それは人間の多様性、つまり個性なのだ。
しかしだ。
病気だから嫌ではなく、病気を治したら嫌になる場合だってある。
つまり病気のせいで性格が変化している場合がある。
精神系の病気だったら特にそうだ。
精神の病気っていったって、物理的に脳の一部がいかれてるってだけで
結局物理的に存在するもんだから治しようはあるはず。
現時点では困難なわけだが。
問題は誰が見ても治さなきゃいかん病気、では無く
どっちでもいいものを病気として治してしまうかどうかだ。
ひとによっちゃあ全部治せって意見もあるだろう。
俺に言わせりゃ某団体なんか全員精神病院逝けよって感じなんだが、
それは他人に危害を加えない限り横暴ってもんだろ。
逆に犯罪者の中に精神的におかしい奴がいるとして、それを治療する
のはどうなんだろうか。
良心も何にも無い人間を死刑にしても、結局罰としての効果なんて
期待できないわけだから、良心埋め込む方法がありゃあいいんだが。
俺的にはホモとかは治療の必要ないと思う。
逆にある種の行為障害の方を先に治療しろよと。